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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第15章 嫁修業

幸いおじさまは容体が落ち着いて眠っている。



だけど、大神家にはおじさまの愛人らしき女の人が次々と現れた。



彼女たちはおじさまの遺産を狙って何とか結婚しようとしているんだと志桜さんが言った。



志桜さんは彼女たちを脅して帰らせてしまった。



そして、あたしはそれからお嬢様教育を受けることになった。



高校は通信制で卒業することになり、勉強は志桜さんが教えてくれた。



礼儀作法は家庭教師の人が来て、毎日特訓させられた。



歩き方とかテーブルマナーとか、話し方まで。



昼間はずっと動いてて、夜になると疲れて勉強どころじゃなかった。



「こら、優依。居眠りすると襲っちゃうよ」



はっとして目を開けたら机の横で志桜さんがじっとあたしを見ていた。



「ご、ごめんなさい。どこまでやったかな?」



数学が苦手。



わからないところを志桜さんが教えてくれる。



「今日はもう少し進めておこうか」



「はい」



眠い…



毎日朝早くから夜遅くまでずっと頭も体もフル回転。



疲れちゃった…



ちゅう…



「ひゃっ!?」



いきなり首を強く吸われてびっくりした。



「さぼるとお仕置きするからね」



「さぼってなんか…やっ!あっ…」



志桜さんはあたしのスカートに手を入れる。



「目が覚めた?」



ううう、イジワル…!







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