
甘い鎖~縛られて溶かされる~
第18章 あたしたちの未来
りゅうちゃんが三歳になった頃、
あたしはようやく無事に大学を卒業した。
しばらくは子育てに専念するけど、ちゃんと仕事もしてみたい。
だから、まずは在宅でできることから始めた。
志桜さんもほとんど在宅だから、
彼はりゅうちゃんの面倒をよく見てくれた。
あたしたちの夜の行為は少しだけある。
彼の体のことを考えると回数はこなせないけど、
あたしはそれでもよかった。
志桜さんがとなりで笑ってくれるなら、
あたしは手を繋いでキスをするだけでも幸せなの。
あるお休日に、親子三人でお出かけした。
お弁当を作って、森の中の公園を散歩した。
りゅうちゃんは鳥や池の魚に興味津々で話しかけていた。
あたしはできるだけ走らないようにしながらりゅうちゃんの後を追う。
それを見た志桜さんがあたしに訊ねた。
「優依、どこか具合でも悪いの?」
「え?そんなことないよ」
ドキッとした。
だって、まだ知られたくないから…
あたしはようやく無事に大学を卒業した。
しばらくは子育てに専念するけど、ちゃんと仕事もしてみたい。
だから、まずは在宅でできることから始めた。
志桜さんもほとんど在宅だから、
彼はりゅうちゃんの面倒をよく見てくれた。
あたしたちの夜の行為は少しだけある。
彼の体のことを考えると回数はこなせないけど、
あたしはそれでもよかった。
志桜さんがとなりで笑ってくれるなら、
あたしは手を繋いでキスをするだけでも幸せなの。
あるお休日に、親子三人でお出かけした。
お弁当を作って、森の中の公園を散歩した。
りゅうちゃんは鳥や池の魚に興味津々で話しかけていた。
あたしはできるだけ走らないようにしながらりゅうちゃんの後を追う。
それを見た志桜さんがあたしに訊ねた。
「優依、どこか具合でも悪いの?」
「え?そんなことないよ」
ドキッとした。
だって、まだ知られたくないから…
