テキストサイズ

ワルキューレの朝ごはん

第1章 鮮烈な裸身

錆びた空を彩る朝の光が世界をオレンジ色に染めていた。

鼻を突く腐臭漂う薄暗い廃墟
の中に朝の光が届く。

暗闇の中、次第に輪郭を現
す少女の鮮烈な裸身、

細い、幼い、エロい、未成熟で中性的な美少女の触れては不可ない実にイノセントな美。

エロティシズムと云う名の錯乱は「美」あるいは「若さ」の
他には何も必要としない。

ヤバ!惰眠を貪ってしまった

(∂∬ノ3゚)ノシ(し(=△=。)ZZZ

早く起きろ!

「ごくり!」と固唾を呑んで見る思春期の少年を尻目に

「発育途上の美」とでも云う他ない毛細血管の迷宮の透けて

見える真っ白な肌を晒して素早く身仕度を整える少女。

ワインのロゼのような淡い色の乳首、控え目な乳房、

アルビノ気味の肌は紫外線に弱く、ソバカスだらけの顔。

しなやかな手足、身長は僕と
同じくらい、だったっけ?

どうせ何もないこの夜に少年と少女は出会って物語が始まる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ