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エッチな文芸部!

第1章 加奈

 ファミリーレストランで、二人で過ごした後、僕らはまた校舎へと向かって歩いていた。

 公園の木々は緑色に日の光を浴びて輝いている。

「先輩はなぜ、私を突然襲ったのですか?」

 ふいに加奈がそう口にした。

 僕はなんでだろうなと思った。

「先輩はたぶん私に特別な思いは抱いていないと思って」

 加奈は続けて言った。

「思いって大事なのかな」と僕は言った。

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