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さちこの日記【小学生息子のいるパート主婦の日々】

第39章 もしも、今死んだら。

祖父は、遺影以外にも、自分が入るお墓も生前に購入していましたし、『戒名』も生前に貰っていました(戒名って死んでから付ける、お墓に彫る為の名前じゃなくて、キリスト教のクリスチャンネームが洗礼を受けたら貰えるみたいに本来は生前に仏さまからいただくものらしいのよ、祖父から聞くまで私も知らなかったし、今の日本人って死んだあとに戒名つける人のほうが多そうだけど)

一方でインターネットとかは利用していなかったので、メールアドレスなどは持っていませんでしたし、今の私のようにあちこちのサイトにアカウントがあってということも無かったと思います。住所はリアルな住所のみ。電話は固定電話のみ。だから、そのあたりに関しての準備(情報の整理)は、していなかったというより、そもそも必要がありませんでした。

ちなみに、生前にお墓を購入した動機は、

「生前に自分で自分の墓を準備しておくと、長生きできる」

からという話を、祖父存命の頃に祖父本人から聞きました。そのおかげかどうか分かりませんが、70代の頃に自分で自分のお墓を購入した祖父は、93歳まで生きました。

そんな祖父のことを思い出し、今回のコロナ禍の中で、自分も死んだあとに残った家族が困らない為の準備というのは、ある程度必要なのかなと、そんな風に思ってみたりもしたのでした。
あと、自分が残された側になった時のために、親や夫にも、いろいろと聞いておかねばならないとも思いました。父の場合は、海外生活が長くて海外の友人知人も多いから、亡くなった時に亡くなったことを知らせたりとかの範囲も広くて大変そうです。

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