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愛って、こんなにいいものなんですね

第1章 愛って、こんなにいいものなんですね

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 これは、わたしを、あの素晴らしい性の世界に導いてくださった、わたしの愛しい光おじさまと、わたしが、はじめて愛しあったときのお話です。
 光おじさまが導いてくださった性の世界が、ほんとに気持ちいいものだということがわかりましたし、愛ってほんとに素敵なことだというのがわかりましたので、みなさんにお伝えしたいと思いまして書きました。
 わたしが、光おじさまに、はじめてお会いしたのは、図書館でした。
 わたしが、本を取ろうと思って本棚に手を伸ばしましたとき、横の本を落してしまいました。
 その落した本が、光おじさまに、当たってしまったのです。
 わたしが、ごめんなさいと言って、その本を受け取ろうとしましたら、
 「いいんですよ
  あなたが
  わざとしたんじゃないことは
  わかります」
 とおっしゃって、その本を、ご自分で本棚に戻しました。
 「それに」
 とおっしゃって、わたしを、じっとご覧になり、
 「それに
  ミスは
  誰でもありますから」
 と、にこっと笑ってくださいました。
 そのときの、光おじさまの笑顔は、とっても素敵でした。
 でも、おじさまが、わたしをじっとご覧になったとき、ちょっと困ったなと思いました。

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