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愛が育つ

第1章 愛が育つ

         5

 「その
  『でも』が
  なくなるまで
  セックスをするのを
  待ちましょう」
 豊先生は、セックスはほんとに楽しいものなのに、後ろめたく思ったり、嫌な気持ちがあるままセックスをしても、心から楽しめない、と言うのです。
 「わたしは
  すぐ
  教えてもらえると
  思っていました」
 「じゃあ
  いまから
  一緒に寝て
  私が
  花子さんの
  あそこを触っても
  いいですか?」
 「それは
  恥ずかしいです」
 豊先生は、あそこを触るというのは、ひとつの例えだけど、ほんとにセックスを楽しむためには、セックスをする相手に、触ってもいいではなく、触ってほしいと思うようになることが必要だと言いました。
 「触ってほしいなんて
  わたし
  思えるかなぁ」
 「必ず
  そう思うようになります
  それを
  花子さんに
  教えてあげたいんです」
 そのためにも、まずは仲良くなりましょう、と言ってくれました。

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