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愛が育つ

第1章 愛が育つ

         31

 わたしのあそこが、先生のあれが動いていくのに、ついていって握りなおすというのが、わたしにもわかってきました。
 わたしは、それがわかってきたのにあわせて、気持ちよさがますます高まっていきました。
 先生が入ってくれただけで、すぐ気持ちよくなって泣いてしまうようになったのです。
 そしてもちろん、なんどもなんどもエクスタシーに達します。
 お互いに、
 「花子」
 「豊さん」
 と、呼びあうようにもなりました。
 豊さんは、もうセックスを教えてほしいと言ってきても、断ると言ってくれました。
 わたしとだけ、セックスをしたいと、言ってくれるのです。
 からだの相性だけでなく、わたしたちは、いろんな相性がいいこともわかってきました。
 そうして、わたしたちは、愛を育てていきました。
 「豊さん
  あしたも
  愛してほしい」
 「駄目だよ
  あしたからは
  妊娠しやすいよ」
 「いいの
  わたし
  安全日まで
  待つのは
  もう嫌」
 「でも」
 「毎日とはいわないけど
  豊さん
  もっと
  もっと
  愛してほしい」
 「私も
  愛したいけど」
 「もし
  子どもができたら
  二人で
  育てましょう」
 「花子
  結婚が
  先じゃないかな」
 「わたしの父や母が
  豊さんとの結婚を
  許すとは思えないわ」
 「そうだろうね」
 「でも
  子どもができれば
  説得できると思うの」
 「それは
  そうかもしれないけど」
 「そのためだけじゃなく
  わたし
  豊さんの子どもが
  産めたら
  嬉しい」
 「わかった」
 「だから
  あしたも
  愛して」
 「そうしよう
  花子
  私たちの
  子どもができたら
   産んでください」
 「妊娠しても
  いいんだから
  豊さん
  もっともっと
  愛してね」
 「花子が
  もうダメ
  許してと
  言ってしまうまで
  愛してあげる」
 「ほんとに
  そんなに
  愛してくれるの?」
 「まかせておきなさい」
 「嬉しい
  期待してますからね
  豊さん」


         終
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