テキストサイズ

だから愛して

第1章 だから愛して

         3

 わたしの名前は、漢字で書くと爽香なのですが、智さんが、さやかちゃんとひらがなの感じで呼びたいと言うのです。
 やわらかい雰囲気がわたしにあると言うのです。
 智さんは、さやかちゃんの顔は整っていて、やわらかい感じがすると言ってくれます。
 わたしも、さやかちゃんと呼ばれるほうが嬉しいです。
 わたしは、智さん、と呼びます。
 智さんは、賢いので、智という字がぴったりです。
 高学歴とかではなくて、いろんなことをよく考えるという意味で賢いと思っています。
 二階に上がって、二人とも服を脱ぎました。
 わたしは、下着も脱ぎまして、裸になりました。
 智さんは、下着姿です。
 智さんが、わたしの裸を見たいと言ってくれますので、裸になります。
 わたしは、ポーズをとることもなく、自然なかたちで智さんの前に立ちます。
 乳房も、隠しません。
 あそこも、隠しません。
 ほんとに、自然に立っているだけです。
 智さんは、わたしの顔も好きだけど、わたしの裸が好きだと言ってくれます。
 エッチな感じではなく、芸術品を見るような感じで、わたしの裸を見てくれます。
 わたしの、若い弾けるような肌を、いつまでも見ていたいそうです。
 わたしは、恥ずかしいとは思っていないのですが、それでも全裸というのを意識するのか血色がよくなり、全身がうすく桃色に染まってほんとに綺麗だと、言ってくれます。
 わたしは、横むきになったり、後むきになったりして、智さんに裸を見てもらいます。
 わたしの裸の写真を、一ヶ月ごとに撮りたいといって、正面からのもの、横むきのもの、うしろ姿など、何枚も撮っています。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ