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「ていうかクロード、さっきの声って……」
「ああ……カルビだな」
「やっぱり。あいつ、シャドーに食べられちまったんだな……」

　銀髪の青年の名前はクロードというらしい。
　そしてカルビがシャドーに食べられたということは……。

「やっぱそう簡単には嘆きの城へは近づけないってことか……」

　バットは重いため息を吐いた。
　もしかすると「嘆きの城」というのは、この崖の上にある城のことなんだろうか？

「とりあえず町に戻ろう。……あんたも来るか？」

　クロードがヒカルに振り返った。
　ヒカルの返事を待つが、ヒカルはすぐには答えられない。

　ヒカルは魔女に城に行けと命じられた。しかしその城の周りにはシャドーがいる。城の中にもいるかもしれない。不安を感じるが、自分では行動を決められない呪いにかかっているので答えることができない。

「君、名前は？」

　バットが微笑みながらヒカルに尋ねた。

「……ヒカルです」
「じゃあ、ヒカル。ここはひとまず俺たちの町に行こう。もうすぐ日も暮れるし、ここは危ないし」
「え……」
「はい、決まり！」

　バットが無理矢理ヒカルの手を引っ張った。
　隣ではクロードが「やれやれ」と松明に火をつけている。
　こうしてヒカルはクロードとバットの住む町へと行くことになった。


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※バッドエンドは【断崖絶壁を登る】でした。

洞窟に入る→バットとクロードに会う
他に上陸できる場所を探す→砂浜を見つける
断崖絶壁を登る→滑って落下死亡