ぼっち─選択はあなたに─
第3章 島への上陸【選択2】
頭の中に魔女の声が響く。
城に行け──と。
ヒカルはオールを両手に持つと、慣れない手つきで北の方向へと漕ぎ始めた。崖の上の城が見えることから距離はそう遠くない。
しかし島へ近づけば近づくほど波が高くなり、思うように進まなかった。しかも周りは断崖絶壁で上陸できる場所が見当たらない。
ここに来たのは間違いだったのでは……と思った矢先、大きな洞窟を見つけた。舟から降りて歩いて行けそうだ。しかし先が真っ暗なためどこに続いているのかわからない。何か危険生物が潜んでいるかもしれない。
ヒカルはもう一度断崖絶壁を見上げた。
すると途中途中に足場があるのを発見した。あれなら命綱なしでも登れるかもしれない。しかし一歩間違えれば命はない。
その時どこからか「おーい!」と叫ぶ声が聞こえてきた。たぶん男性の声だ。「おーい!おーい!」とその声はだんだんこっちに近づいてくる。
ヒカルは……。
【選択2】
A.洞窟に入る
B.断崖絶壁を登る
C.「おーい!」と叫ぶ男性を待つ
D.他に上陸できる場所を探す
城に行け──と。
ヒカルはオールを両手に持つと、慣れない手つきで北の方向へと漕ぎ始めた。崖の上の城が見えることから距離はそう遠くない。
しかし島へ近づけば近づくほど波が高くなり、思うように進まなかった。しかも周りは断崖絶壁で上陸できる場所が見当たらない。
ここに来たのは間違いだったのでは……と思った矢先、大きな洞窟を見つけた。舟から降りて歩いて行けそうだ。しかし先が真っ暗なためどこに続いているのかわからない。何か危険生物が潜んでいるかもしれない。
ヒカルはもう一度断崖絶壁を見上げた。
すると途中途中に足場があるのを発見した。あれなら命綱なしでも登れるかもしれない。しかし一歩間違えれば命はない。
その時どこからか「おーい!」と叫ぶ声が聞こえてきた。たぶん男性の声だ。「おーい!おーい!」とその声はだんだんこっちに近づいてくる。
ヒカルは……。
【選択2】
A.洞窟に入る
B.断崖絶壁を登る
C.「おーい!」と叫ぶ男性を待つ
D.他に上陸できる場所を探す