お酒とオールバックに溺れる夜
第16章 第16酒 -お墓参りの味-
日曜日
何故か私は
純さんと
純さんのお父様と
一緒に
お墓参りに来ていた。
純さん曰く
昨日の言葉の責任をとって
お前も付いて来いとのことだった。
お墓をキレイに磨いて
お母様が好きだったという
百合の花を飾った。
「ごめんな、お袋...
今まで来てやれなくて...
俺は、もう怒ってないよ
お袋は、俺のこと
許してくれるか?」
そう尋ねた瞬間
無風だった空間に
優しくて
暖かい風が
ビュュューっと
吹き抜けた
その風は
純さんの白いシャツを
たなびかせ
私のスカートを揺らした。
線香の煙が
空に向かって
高く高く
揺れている。
私達三人は
どこからか
ありがとう
と聞こえた気がして
同じタイミングで
雲一つない
真っ青な空を見上げた。
何故か私は
純さんと
純さんのお父様と
一緒に
お墓参りに来ていた。
純さん曰く
昨日の言葉の責任をとって
お前も付いて来いとのことだった。
お墓をキレイに磨いて
お母様が好きだったという
百合の花を飾った。
「ごめんな、お袋...
今まで来てやれなくて...
俺は、もう怒ってないよ
お袋は、俺のこと
許してくれるか?」
そう尋ねた瞬間
無風だった空間に
優しくて
暖かい風が
ビュュューっと
吹き抜けた
その風は
純さんの白いシャツを
たなびかせ
私のスカートを揺らした。
線香の煙が
空に向かって
高く高く
揺れている。
私達三人は
どこからか
ありがとう
と聞こえた気がして
同じタイミングで
雲一つない
真っ青な空を見上げた。