お酒とオールバックに溺れる夜
第16章 第16酒 -お墓参りの味-
「...」
純さんは、
私の話を
黙って聞いている。
「お母様が
亡くなってしまったのは
純さんへの
愛情があったからだと思います
貴方に
辛い思いをさせてしまった
貴方の存在を忘れて
生きていたことが
辛かったからだと思います...
だから、
純さんが
お母様のことを
許してあげて下さい。
そして、
お墓に会いに行って
お母様に
謝るチャンスをあげて下さい!
親子だもの
話せなくても
きっと
分かり合えます
今の純さんを認めて、
愛していると
伝えてくれるはずです」
「何で...
お前に、そんな事
分かるんだよ...」
純さんも
私も
泣いていた。
「分かります...
だって、
私が純さんのお母様なら
そうしたいから!
純さんに
ごめんねって
愛しているよって
伝えたいもの」
純さんは
泣いている顔を見せないように
左手で
顔を覆うと
右手で
私の頭をクシャクシャにした。
「処女の癖に...」
「処女は、関係ありません...」
私は、
純さんを
背中からぎゅっと抱き締めた。
純さんは、
私の話を
黙って聞いている。
「お母様が
亡くなってしまったのは
純さんへの
愛情があったからだと思います
貴方に
辛い思いをさせてしまった
貴方の存在を忘れて
生きていたことが
辛かったからだと思います...
だから、
純さんが
お母様のことを
許してあげて下さい。
そして、
お墓に会いに行って
お母様に
謝るチャンスをあげて下さい!
親子だもの
話せなくても
きっと
分かり合えます
今の純さんを認めて、
愛していると
伝えてくれるはずです」
「何で...
お前に、そんな事
分かるんだよ...」
純さんも
私も
泣いていた。
「分かります...
だって、
私が純さんのお母様なら
そうしたいから!
純さんに
ごめんねって
愛しているよって
伝えたいもの」
純さんは
泣いている顔を見せないように
左手で
顔を覆うと
右手で
私の頭をクシャクシャにした。
「処女の癖に...」
「処女は、関係ありません...」
私は、
純さんを
背中からぎゅっと抱き締めた。