お酒とオールバックに溺れる夜
第20章 第20酒 -戦友②の味-
何時間泣いていたのだろう。
部屋はいつの間にか
真っ暗になっていた。
気持ち良さそうに
泳いでいる
二匹の金魚に
驚かせて
ごめんね
あなた達のこと
しっかり
育てなきゃね
純さんと
約束したもの...
金魚鉢に
パラパラと
餌を与えていると
携帯が
鳴り響いた
ディスプレイに
光る名前は
純さん
だった。
重い身体と
心を引きずって
携帯に出た。
「はい...もしもし...」
「病院...来たんだな...
ヒマワリ...お前が選んだ花だろ?」
「...
と...途中で
お腹痛くなっちゃって
慌てて帰っちゃいました!!
ごめんなさいっ!」
私は
何も知らないフリをして
下手くそな言い訳で
誤魔化した。
純さんから
現実を突きつけられたくなかったから。
でも
その下手な嘘も
無駄になった。
「話しがしたい...
今から、会えるか...?」
部屋はいつの間にか
真っ暗になっていた。
気持ち良さそうに
泳いでいる
二匹の金魚に
驚かせて
ごめんね
あなた達のこと
しっかり
育てなきゃね
純さんと
約束したもの...
金魚鉢に
パラパラと
餌を与えていると
携帯が
鳴り響いた
ディスプレイに
光る名前は
純さん
だった。
重い身体と
心を引きずって
携帯に出た。
「はい...もしもし...」
「病院...来たんだな...
ヒマワリ...お前が選んだ花だろ?」
「...
と...途中で
お腹痛くなっちゃって
慌てて帰っちゃいました!!
ごめんなさいっ!」
私は
何も知らないフリをして
下手くそな言い訳で
誤魔化した。
純さんから
現実を突きつけられたくなかったから。
でも
その下手な嘘も
無駄になった。
「話しがしたい...
今から、会えるか...?」