お酒とオールバックに溺れる夜
第21章 第21酒 -別れの味-
「未亜...泣くな...
これが俺がお前に作ってやれる
最後のカクテルだ...」
純さんは
私の好きなオレンジ系の
【バックスフィズ】
というカクテルを作ってくれた。
泣きながら
飲んだせいで
しょっぱくて
甘酸っぱくて
シャンパンの炭酸で
溺れそうだった。
純さんと薫さんの
絆には
やっぱり敵わない。
二人が幸せになるように
私は、身を引こう。
良い子ぶってる訳じゃない。
でも...
最後の最後まで
純さんを大好きな
自分を誇れる
女でいたいから。
だから
笑顔でこう告げた
「純さん、大好き!
貴方を忘れることなんて出来ない
でも、
純さんが幸せなら
それでいいの!
薫さんと
幸せになってね
さようなら...」
これが俺がお前に作ってやれる
最後のカクテルだ...」
純さんは
私の好きなオレンジ系の
【バックスフィズ】
というカクテルを作ってくれた。
泣きながら
飲んだせいで
しょっぱくて
甘酸っぱくて
シャンパンの炭酸で
溺れそうだった。
純さんと薫さんの
絆には
やっぱり敵わない。
二人が幸せになるように
私は、身を引こう。
良い子ぶってる訳じゃない。
でも...
最後の最後まで
純さんを大好きな
自分を誇れる
女でいたいから。
だから
笑顔でこう告げた
「純さん、大好き!
貴方を忘れることなんて出来ない
でも、
純さんが幸せなら
それでいいの!
薫さんと
幸せになってね
さようなら...」