お酒とオールバックに溺れる夜
第22章 第22酒 -戦友③の味-
「薫...」
「純...
私には
そんな弱い姿...
1度も見せたことなんて
無かったじゃない!」
「薫、俺...もう...」
「純さんっ!!!
ダメっ
今日は帰って!!
そして
薫さんと、ちゃんと話して...
薫さんに
あんな顔させちゃダメだよ
責任...取るんでしょ?
ここに逃げてきちゃダメなの...
純さんが
伝えたいこと、ちゃんと言わなきゃ
分かんないよ?
純さん
私の大好きな純さんは
そんな
中途半な男じゃない!」
純さんを突き放した
言動に
薫さんも純さんも
驚いた様子だった。
「あぁ、そうだな...
未亜...
悪かったな...」
そう言うと
薫さんの元へと
純さんは
帰って行った。
「未亜ちゃん...
ありがとう」
薫さんが
優しく微笑んで会釈するから
私も
下手くそな
笑顔で頭を下げた。
これでいい。
これでいいの。
そう自分に
言い聞かせて
ずぶ濡れになった
身体を
抱えたまま
声も出さずに泣いた。
神様!
どうか、どうか
二人が幸せになりますように!
私は
泣きながら
神様に祈り続けた...
「純...
私には
そんな弱い姿...
1度も見せたことなんて
無かったじゃない!」
「薫、俺...もう...」
「純さんっ!!!
ダメっ
今日は帰って!!
そして
薫さんと、ちゃんと話して...
薫さんに
あんな顔させちゃダメだよ
責任...取るんでしょ?
ここに逃げてきちゃダメなの...
純さんが
伝えたいこと、ちゃんと言わなきゃ
分かんないよ?
純さん
私の大好きな純さんは
そんな
中途半な男じゃない!」
純さんを突き放した
言動に
薫さんも純さんも
驚いた様子だった。
「あぁ、そうだな...
未亜...
悪かったな...」
そう言うと
薫さんの元へと
純さんは
帰って行った。
「未亜ちゃん...
ありがとう」
薫さんが
優しく微笑んで会釈するから
私も
下手くそな
笑顔で頭を下げた。
これでいい。
これでいいの。
そう自分に
言い聞かせて
ずぶ濡れになった
身体を
抱えたまま
声も出さずに泣いた。
神様!
どうか、どうか
二人が幸せになりますように!
私は
泣きながら
神様に祈り続けた...