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お酒とオールバックに溺れる夜

第25章 第25酒 -カクテルの味-

私は
薫さんに電話をかけた。

「薫さん!

カクテルの本、読みました!

今まで、無神経でごめんなさい。」

「未亜ちゃん、

貴女って本当に...バカ正直と言うか

純粋すぎると言うか...笑

私は、謝って欲しくて

送ったんじゃないの!

貴方達二人に
とっとと、くっついて欲しいからよ。

ウジウジ悩んでないで、会いにいきなさい。」

「薫さん、私...本当に

会いに行っていいのかな...」

「その答えは

一人で悩んでたって解決しないの!

会えば、分かるわよ」

薫さんの激励に
後押しされて

私はやっと
純さんに会いに行く
決心がついた。

もう、
他の誰かを好きになってるかもしれない。

遅すぎたかもしれない。

でも
会って、純さんの口から聞きたい。

薫さん、ありがとう...

私は
感謝の気持ちを伝えた。

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