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お酒とオールバックに溺れる夜

第26章 第26酒 -愛の味-

「未亜...好きだ

お前が嫌って言っても

もう、離す気はないからな...」

「私も、純さんが大好き!!

純さんから...離れない!」

どちらとも無く
見つめ合い
唇を重ねる

「んんっ//」

「まだ、キスも上手くならないのか?」

純さんが意地悪を言う

「純さんとしか...してないから

キスの仕方も忘れちゃったの!!」

私は、ムキになって言い返す

「だから...

あんまり可愛いこと言うなって

教えただろ?

どうなるか、思い出させてやるよ...」

不敵な笑みを浮かべて
野獣に変わる
純さん

「っ///」

顔を真っ赤にして
照れる私

そして、純さんに耳打ちをする

「明日...有給をもらってるの...

だから...その...

ずっと...抱いていて」

「っ!!」

今度は
純さんが照れて
余裕をなくしていく...

こんなやり取りが
出来るなんて
夢みたいだ。

でも...
今なら
貴方の言葉を
貴方の全てを信じられる
どこまでも、誰よりも!

それは、
薫さんが
カクテル言葉を教えてくれたから...

不器用で
未熟な私に
信じる勇気をくれたから。

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