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お酒とオールバックに溺れる夜

第4章 第4酒 -告白の味-

純さんは、
抑えきれない気持ちをぶつけた私を、
強く抱き締めてくれた。

「夜の世界の男を好きになっても、
良いことなんてない...

お前が苦しむだけだ

お前は昼間の人間で
昨日まで
お酒すら飲んだことのない、
まっさらな女だ

俺なんか止めとけ」

「苦しんでもいい...

純さんがいる世界ならどこだっていい!!

純さんを好きになって、
今とても幸せなんです」

「バカだな、本当に...」

私を抱き締めていた純さんの腕は、
更にギュっと強く私を抱いた。

その力が緩むと、
身長差のある私は
精一杯背伸びをして、
純さんに
子供みたいなキスをした。

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