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愛がはじまる

第1章 愛がはじまる

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 わたしは、あまりの気持ちよさに、もうどうかなってしまうのではないかと思いまして、泣いてしまいました。
 「もう
  わたし
  どうかなりそう」
 「なってみて
  気持ちよさを
  受け入れるんです」
 「そうしたいけど
  どうしたらいいのか
  わからない」
 「気持ちいいのが
  嬉しいと
  思うんです」
 「嬉しいの
  ほんとに
  嬉しいの
  でも
  気持ちよすぎて
  あぁ
  どうしたら
  いいの」
 「里美さん
  イッているんだよ
  それが
  エクスタシーだよ」
 「わたし
  イッているのね
  これが
  エクスタシーなのね」
 「そうだよ」
 「あぁ
  気持ちいい
  あぁ
  あぁ
  ほんとに
  気持ちいい
  あぁ
  また
  イッちゃう」
 わたしは、泣き声を出さないように我慢しようと思いましたが、とても我慢できません。
 「ウェーン
  ウェーン」
 と子どもみたいに泣き続けました。
 満さんが、どのくらい長くクリトリスを舐め続けてくれたのかわかりません。
 わたしは、ただもう、あまりの気持ちよさにひたって、泣き続けていたからです。
 声に出しては言えませんでしたが、満さんが、ずっとずっと、クリトリスを舐め続けてほしいと思っていました。

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