
愛がはじまる
第1章 愛がはじまる
28
時計をみたわたしは、慌ててしまいました。
「困ったわ
高くなるけど
タクシーしか…」
「お姉さんのところは?」
「こんな時間に行ったら
何をしていたんだと聞かれますので
行きたくないなぁ」
「じゃあ
里美さん
うちに
泊まりませんか?」
「えっ
そんな」
「いい機会です
女性が
セックスを
したいと思わないとき
しない男も
いるんだということを
実験してみませんか?」
「でも…」
「私は
里美さんを
美人で
素敵な女性だと
思っています
セックスしたい
と思っています」
「えっ」
「そんなに
警戒しなくていいですよ
そう思っていても
里美さんが
したいと思っていなければ
なにもしません」
「でも…」
「そのかわり
下着だけで
一緒に
寝てください」
「…」
「それで
私が
なにもしなければ
なおさら
そういう男もいるんだと
思ってもらえるんじゃないですか?」
時計をみたわたしは、慌ててしまいました。
「困ったわ
高くなるけど
タクシーしか…」
「お姉さんのところは?」
「こんな時間に行ったら
何をしていたんだと聞かれますので
行きたくないなぁ」
「じゃあ
里美さん
うちに
泊まりませんか?」
「えっ
そんな」
「いい機会です
女性が
セックスを
したいと思わないとき
しない男も
いるんだということを
実験してみませんか?」
「でも…」
「私は
里美さんを
美人で
素敵な女性だと
思っています
セックスしたい
と思っています」
「えっ」
「そんなに
警戒しなくていいですよ
そう思っていても
里美さんが
したいと思っていなければ
なにもしません」
「でも…」
「そのかわり
下着だけで
一緒に
寝てください」
「…」
「それで
私が
なにもしなければ
なおさら
そういう男もいるんだと
思ってもらえるんじゃないですか?」
