テキストサイズ

春夏秋冬

第126章 あなたに

高い雲
掴みたかったあの日
飴が降ってくると
お星様にお願いした絵本の世界

高鳴る胸に
長い坂道
2人乗りして
こけた日
泣きながら
あなたの腕を掴んで離さなかった

あいたいな
また
あえるなら

あなたが
あたしを一生懸命に育ててくれた日に

また
あえたら
やり直したいなぁ

あなたが
あたしを捨てさえしなければ


あたしの心は
安らいだのに


また
あえたら
言いたかった
あの日の言葉も
聞けたはず


さよなら
また
あいましょう

いつか
いつか

たくさんのわだかまりや
たくさんのあやまりが

溶けてなくなったら


あなたは
先に空へ
わたしも
あとから行くからね

待ってないだろうな

あなたは
きまぐれな人でした


ありがとう
さよなら


お空で
あえたら
伝えたい

ストーリーメニュー

TOPTOPへ