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春夏秋冬

第256章 うらぎり

白い肌に落とす
爪痕
辿り

弱いあなたの心に
寄り添い続けて  


流した涙
地面に弾けて


真夜中の痴話喧嘩
鳴り響く携帯


あたしの心は
泣き喚き

あなたの背中

追い縋る
追い縋る

みっともない
あたしの身体


あなたの弱い心
寄り添い続けた

真夜中の

痴話喧嘩だったはず
だったはずなのに


優しかったあなたは
違う人の様に
振り向かず


あたしを残して…


ただ1人残して

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