新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第7章 死神
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
助けて…助けて…!!
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
ガラガラッ!!
僕は近くにあった使われていない教室の中に入り、教卓の下に隠れた。
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
お願い…こっちに来ないで…!!
聖輝「ハァ…ハァ…ハァ…!!」
ガラガラ…
聖輝「…っ…??!」
死神「……。」
お願い…見つからないで…!!
このまま立ち去って…!!
聖輝「…っ…!!」
死神「…チッ……」
ガラガラ…
聖輝「…っ……」
よかった…助かった…
聖輝「ハァ…やっぱり狛犬さん達の言う通り、説得するのはやめ」
死神「クク…みーつけた。」
聖輝「??!」
後ろを振り返ると、ナイフを握りしめた死神が立っていた。
聖輝「わぁっ??!」
死神「さぁて…どこから可愛がってやろうかな…」
聖輝「やっやぁ…やめて…!!」
死神「クク…きーめた。お前のその大きな目…こいつでグリグリしたるわ。」
聖輝「やっやだ…ごめんなさい…!!」
助けて…誰か助けて…!!
死神「クク…バイバイ。」
聖輝「やっやぁぁー??!」
ドカッ!!
死神「ゔっ!!」
聖輝「……!!」
死神「…誰や…俺の邪魔する奴は…!?」
「お前こそ…何俺の友達に手出してんだよ…?!」
聖輝「……えっ…?!」
そこにいたのは…
狛犬さんだった。