無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

兄貴「さぁ…姉ちゃんとの約束が待ってるんだ…さっさとケリつけようぜ…！！」


聖輝「やっやぁ…！！」


「兄貴…こいつマジでビビってますよ？」


「本当にさが高っすか？こいつ。」


兄貴「さが高じゃなかったらあの制服着てねぇだろ！」


聖輝「やっやだ……！！」


兄貴「てめぇ逃げんじゃねぇ！！」


ガッ！


聖輝「ひぃっ！！」


兄貴「クク…女を待たせるのも悪いからな…本当はもっと遊びたかったんだけどな……おらぁー！！！」


聖輝「！！？」


パシッ


兄貴「なっ？！」


桜蘭「ごめんなさい、私あなたには興味持てないわ。」


兄貴「あぁ…？」


「あっあの女…兄貴のパンチを…！！」


聖輝「…っ……」


桜蘭「私が感じ取ったいい男…それはあなたじゃなくて…この子のことだったみたい。」


兄貴「はぁ…？」


桜蘭「クスッ、ごめんなさい。あまりにも必死だったからおかしくて…」


「こいつ兄貴のこと…！！」


「てめぇ…女だからって許されねぇぞ！！」


兄貴「…ククク…クク…あはははっ！！俺…振られたのか…？」


桜蘭「えぇ、見事に。」


兄貴「あはははっ！！そうかそうか……！！」


ガッ！！


兄貴「俺をコケにしたらどうなるか分からせてやる…！！」


桜蘭「…クス、ケンカっ早い坊やの扱いにはなれてるわよ？」


兄貴「ガキ扱いすんじゃねぇ！！」


聖輝「あっ危ない！！」


パシッ


桜蘭「あら、威勢のいい割にはパンチが弱いわね…クス。」


兄貴「このアマ…！！」


桜蘭「…クス。」


ドカッ！！ボコッ！！


兄貴「ぐっ…！！」


「兄貴！！」


「てめぇよくも兄貴に…お前ら！！戦闘体制作れ！！」


聖輝「？！」


僕達の周りをヤクザが囲んだ。


その手にはナイフやパイプ等、危ない物が握られていた。