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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第8章 桜蘭



聖輝「春樹くーん!!春樹くーん!!…いない…」


松本「ったく…どこにいんだよ…!?」


聖輝「ハァ…ハァ…春樹くん…」


一体どこにいるんだろ…


「あれ?ルーキーじゃん。」


聖輝「あっ!」


偶然にもクラスメイトの生徒数名と出くわした。


「何だよ、大きい声出して…誰か探してるの?」


聖輝「あっあのね…青葉向陽高校の制服きた子見なかった?!」


「青葉向陽高校?」


聖輝「そう!あのね、サッカー部なんだけど…こう黒いアディダスのカバンで…サッカーのフェルトのストラップ3.4個ついてるんだけど…」


「フェルトのストラップ…黒いアディダスのカバン…誰か知ってる?」


「いや、分からん。」


「俺も知らないね。」


聖輝「そっか…」


手がかりゼロか…


「…待てよ…何かさっきチラッと見かけたかも…」


聖輝「えっ?!本当?!」


「うん、多分だけど…そこのコンビニでトイレ借りる時にすげぇ綺麗な和服美人とあの商店街の裏道通っていたような…」


聖輝「裏道…」


松本「確かその先には…立ち入り禁止の倉庫がある。」


聖輝「もしかして…」


松本「急ぐぞ!」


聖輝「はい!あの、ありがとう!!」


「おっおう!」


「何だよあいつら…」


「さぁ…?」


僕達は急いで立ち入り禁止の倉庫へ向かった。

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