新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第9章 小山さん
聖輝「はぁ…女の子ってすごいなぁ…コーディネートとか全然分からないし…」
さっきの店員さんも…すごいオシャレしてたもん…
聖輝「洋服だけじゃなくて化粧もするもんなぁ…」
色々大変だよなぁ…
「あれ〜?彼女一人?」
聖輝「えっ?」
歩いているとチャラい男3人に話しかけられた。
「可愛いね、名前何て言うの?」
「ねえ、暇だったらお兄さん達とどっか遊びに行こうよ。」
聖輝「えっ?えっと…その…」
「大丈夫、パーッと遊ぶだけだから。」
聖輝「いやっあの…急いでるので…」
僕は急いでその場から離れようとしたけど…
「何でよ!ちょっとくらい付き合ってくれてもいいじゃん。」
「そうそう、ちょーっと遊ぶだけだから。」
聖輝「でっでも…」
ガシッ
「ほら!連れが待ってんだよ…早く来いよ!」
聖輝「うわぁっ?!やっやめてください!!」
「抵抗すんなって!」
聖輝「やっやだぁ…!!」
どうしよう…ついていったら間違いなく男だってバレちゃう…!!
「さっさと来いよ!!」
「ね?俺達あんまり手荒なマネしたくないんだよ…」
聖輝「やっやぁ…!!」
助けて…!!
ガシッ
「あん?」
バキッ!!
「うわぁっ?!」
聖輝「えっ?!」
「おっおい!!大丈夫か?!」
「ぐっ…はっ……」
「なーんだ、対したことねぇじゃん。」
「こっこいつ…!!」
「てめぇ…よくも…おらぁー!!」
ドカッバキッ!!
聖輝「?!」
男達は一瞬にしてその場に倒れた。
「ゔっ…!!」
「ぐわっ……」
「あーあ、つまんねぇ〜もう終わりかよ。」
「こっこいつ…もしかして……」
「にっ逃げろ…!」
男達はふらつきながら逃げるように去った。