無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

狛犬「ニノー！！」


二宮「相葉さん。」


狛犬「大丈夫？！」


二宮「まぁ…」


聖輝「狛犬さん…」


狛犬「あっ…涼野くんケガしてる…」


聖輝「あっいや…これは…」


狛犬「ちょっとニノ！！ちゃんと涼野くん守ってよ！！」


二宮「はぁ？知らねぇよ！」


狛犬「ハァ…俺が担任にさえ捕まってなかったら助けに行ったのに…くそっ！！」


二宮「くそって言われてもね…」


聖輝「あの…どうしてここが分かったんですか…？」


二宮「管理人の小山が俺達に声かけてきた、お前が危ないって。」


聖輝「えっ？」


狛犬「小山っちから聞いたんだけど、創立して間もない頃旧校舎の1階で生徒が殴り殺されたんだって…」


聖輝「なっ？！」


狛犬「それ以来旧校舎はすぐに閉鎖になったらしいんだけど…」


聖輝「まっ…まさか…生徒が殴り殺された場所って…」


二宮「お前が呼び出されたあの場所だろうね。」


聖輝「ひぃっ？！」


あの場所で殺人が…？！


狛犬「そんな場所に呼び出されるなんて危険な予感しかしないって…それでニノが駆けつけたんだ。」


聖輝「そうだったんですね…」


二宮「まぁ、俺的にはお前のことはどうでも良かったけど、暇つぶしになるかなって思って行っただけ。」


狛犬「またまた〜、涼野くんが心配だったから来たんでしょ？」


二宮「殺しますよ？」


狛犬「うわ…その笑顔めっちゃ怖いんですけど…」


二宮「…ふん。」


聖輝「あっ二宮さん待ってください！」


相葉「ニノー！」


こうして、僕は二宮さんのおかげで武田信玄から1年2組を守ることができた。