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聖輝「んっ……」


あれ…僕……


北島「あっ、やっと目覚めた？」


聖輝「えっ…北島先生…？」


北島「もぉ〜涼野くん生徒会室の横の階段で気失ってたんだよ？」


聖輝「えっ…？！」


北島「汗もめちゃくちゃ出てたし…貧血になってたんだよ？」


聖輝「そんな…いつの間に…」


北島「ケルベロスでしょ？」


聖輝「えっ？！」


北島「彼ね〜本当に人寄せ付けないからね〜」


聖輝「あっあの…北島先生…」


北島「なに？」


聖輝「あの…さとしくんって…知ってますか？」


北島「さとしくん？」


聖輝「はい…あの、ケルベロスがさとしくんっていう人と電話でしゃべってるの聞いて…」


北島「さとしくん…さとしくんねぇ……」


聖輝「もっもしかしたら…さが高の人なのかなって……」


北島「うーん…ちょっと分からないなぁ…」


聖輝「そっそうですか……」


北島「いやぁ…年だからねぇ…なかなか生徒の名前覚えられないのよ…」


聖輝「じゃっじゃあ…あの、ケルベロスの名前は…知ってますか？」


北島「ケルベロス？あぁ、あの子の本名は知ってるよ。」


聖輝「なっ何ていうんですか？！教えてください！！」


北島「えっとね…確か……」








































北島「西園寺翔(さいおんじ かける)だったかな。」