新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第12章 ケルベロス
優誠「聖輝、さっき小山と名簿の話してただろ?あれって何?」
聖輝「あぁ、実はね…3年生にさとしくんって人いるか調べようと思って…」
優誠「さとしくん?誰だよ?」
聖輝「ケルベロスの友達。」
優誠「けっ?!マジで…?」
聖輝「うん…この間ケルベロスがそのさとしくんって人と電話でさが高の話してるのを聞いたから…」
優誠「へぇ…ケルベロスの友達か…」
聖輝「うん…電話の内容からして…多分この学校の人だと思うんだよね…」
優誠「なるほど、だから全校生徒の名簿見て調べるってことか。」
聖輝「うん…何かよく分からないけど…気になるんだよね…さとしくん。」
優誠「ケルベロスの友達だろ?どんな奴なんだろうな…」
聖輝「分からない…」
優誠「何か俺も気になってきた、一緒に行ってもいいか?」
聖輝「うん、一緒に行こ。」
昼休み、僕達は管理室に行き、全校生徒の名簿に目を通した。