新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第12章 ケルベロス
聖輝「はぁぁ…緊張したぁ…」
優誠「さっすが3年の教室…雰囲気やばかったな…」
聖輝「うん…怖かったよ…!!」
優誠「それにしても、一番可能性高かった奴が消えたな…どうする?一応1年も確認する?」
聖輝「そっそうだね…」
優誠「時間あるし、今行っとくか。」
聖輝「うん。」
僕達は1年4組と5組に行き、山下聡と田辺悟志にケルベロスのことを聞いた。
しかし、2人共ケルベロスと接点はなく、彼のことを恐怖の眼差しでしか見ていなかった。
優誠「うーん…そのさとしくんって奴さ…別の学校の奴じゃね?」
聖輝「そうなのかな…」
優誠「そうだって、きっとそう!」
聖輝「そっか……」
優誠「…しばらくさ、ケルベロスのことは忘れようぜ!な?」
聖輝「……うん…そうする…」
さとしくんって人物がすごく気になるけど…僕は一旦さとしくんの存在を横に置くことにした。