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聖輝「忠義くん早く退院できたらいいなぁ…」


「いてて…首が回らねぇ…」


「俺あばらやられたわ…」


「ったく…何で俺らがこんな目に遭わなきゃいけねぇんだよ…」


「マジで迷惑だよな！さが高！」


聖輝「あっ……」


あの人達…さが高の誰かにケガさせられちゃったのかな…


「俺さ、ちょっと肩ぶつかってすいませんって謝ったのにこれだぜ？酷くね？」


「俺なんて声かけられたのと同時に殺られたし…」


「あいつらってケンカのことしか考えてねぇもんな…こわ…」


「あーあ！マジでさが高消えてくんねぇかな…」


聖輝「……。」


酷い…酷すぎる…


関係ない人達を巻き込むなんて…


「それにしてもさ…何だよこのトランプ…」


「分かんねぇ…」


トランプ…？！


「急に現れたらへらへら笑い出すし…」


「俺なんかマジック見せられたし…」


「ハァ…さが高っていろんな奴いるよな…」


「あぁ…ただでさえ不良なのに個性強すぎだろ…」


聖輝「……。」


僕は盗み聞きしたことを気づかれないように静かにそっとその場を去った。