無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

松本「えっと…あいつ何組だっけ？」


聖輝「確か…2組だったと思います。」


優誠「3年の教室もガラ悪いなぁ…」


松本「まぁな…」


聖輝「えーっと…えっと…」


松本「いねぇな…」


聖輝「うーん…トイレかなぁ…？」


優誠「すいません！」


「何だよ？」


優誠「3年2組の村上先輩いませんか？」


「村上？あぁ…ついさっき教室出て行ったけど？」


優誠「どこ行ったか分からないっすか？」


「さぁな…でもすげぇ剣幕な顔してたけど…」


優誠「そうですか…ありがとうございました。」


松本「剣幕な顔してたって…どういうことだ…？」


聖輝「うーん……あっ…」


優誠「どうした？」


聖輝「もしかして…ケルベロスのところにいるかも…」


松本「ケルベロス…」


優誠「確かに、剣幕な顔しながら何処かに行ったとするなら…」


聖輝「生徒会室…」


松本「どうする？生徒会室行くか？」


聖輝「えぇ…また今度にしましょうよ…」


優誠「俺もその方がいいと思う。」


松本「何だよ、ビビりやがって…」


聖輝「だってあの人…怖すぎるもん…！！」


優誠「だよな…お前ケルベロスの威圧にやられて貧血起こしたもんな…」


松本「ハァ…分かったよ、昼休みもう一回来よう。」


聖輝「はい！」


ガッシャーンッ！！


優誠「なっ何だ？！」


「あ"あ"ぁぁーっ！！！」


松本「何だよこの雄叫び…？！」


聖輝「もっもしかして…ケンカ？！」


優誠「いや、この声はケンカじゃねぇな…」


ガッシャーンッ！！


「ケルベロスー！！！」


松本「あっあいつ…！？」


聖輝「むっ村上さん？！」


村上「ケルベロス…この手で必ず殺したる…！！」


優誠「あいつが…お前らが探してた村上って奴…？」


聖輝「うっうん…」


優誠「いや、怖すぎるだろ！！顔！！」


松本「この間会った時よりもすごい顔してるな…」


優誠「いやぁ…あれはやばすぎるわ…」


聖輝「ケルベロスと…また何かあったのでしょうか…？」


松本「…今日は接触するのはよそう。」


優誠「賛成。」


聖輝「はい。」


僕達はさっさとその場を離れた。