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新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜

第19章 渋谷先輩



「スマッシュ!!」


カンッ


嶺二「げっ?!」


狛犬「ナイス!」


「イェーイ!」


嶺二「くっそぉ…!!」


雪斗「これはこれは…随分なめとったわ。」


「こいやぁー!!」


雪斗「……。」


「えっ?ピンポンが消え…」


カンッ


「なっ?!」


大和「出たー!!雪斗さんの騙しボール!!」


「嘘だろ…あんな技あるの…?」


嶺二「よっしゃ!!さっすが雪斗さん!!」


一磨「カッコいい〜!!」


哲雄「この調子でいけいけー!!」


優誠「すげぇ…何だよあの人…」


狛犬「2人とも頑張ってー!!」


聖輝「おぉ…いい勝負ですね!」


渋谷「ええもんやろ、こういう戦いも。」


聖輝「はい!楽しいです!」


良樹「嶺二ー!!負けたらボコボコにすんぞ!!」


嶺二「ひぃっ!?」


渋谷「あんま脅したんなや、新米やねんから。」


良樹「あははっ!」


聖輝「あの…嶺二さんって皆さんの後輩なんですか?」


一磨「せや、16の若造や。」


聖輝「16歳…」


哲雄「あいつは定時制の学校通いながら俺らと一緒に働いてるんや。」


良樹「そうそう、3年前からな。」


聖輝「3年前?」


3年前って…


えっ、嶺二さんが13の時から…?


大和「あっいや、その…」


渋谷「あいつの親父が同じ仕事場で働いとってな、中坊の時からちょこちょこ仕事場にきて手伝っとったんや。」


聖輝「そうなんですか…」


「よっしゃー!」


「いいぞいいぞ!」


雪斗「嶺二!!」


嶺二「すんません!!」


大和「あーあ、またしくじっとるわ〜」


哲雄「ありゃあ、あとでえらいことなるな。」

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