新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第22章 御曹司の疑惑
〜♪♪♪
聖輝「狛犬さんからだ。」
ピッ
聖輝「はい、もしもし。」
狛犬『涼野くん!あのさ、熱海に行った時の写真なんだけど、ニノがミニアルバムにしてくれるんだって!』
聖輝「ミニアルバムですか?」
狛犬『そうそう、あっもちろん業者に頼んでだけどね?』
聖輝「なんだ…二宮さんが気を利かせてくれたのかと思った。」
狛犬『あははっ!そんなわけないじゃん!』
聖輝「そうですよね、あの二宮さんがそんなことするわけないですよね。」
狛犬『あははっ!でね、アルバムの色と柄を決められるんだけど…何色がいい?』
聖輝「そうですね…淡い色がいいですね。」
狛犬『淡い色かぁ…じゃあニノに確認してあとで涼野くんにLINEで写メ送るね!』
聖輝「ありがとうございます!」
狛犬『ごめんね〜夜遅い時に。』
聖輝「いえいえ、狛犬さんもわざわざ連絡ありがとうございます!」
狛犬『どういたしまして!じゃあまた明日ね〜!』
聖輝「はい!」
ピッ
聖輝「ミニアルバムかぁ…二宮さんもちょっとは気が利くようになったなぁ…」
櫻井「二宮って誰?」
聖輝「えっ?」
櫻井「それに…狛犬って誰なの?」
聖輝「しょっ翔くん!!いつからそこに…?」
櫻井「もしかして…一緒に熱海に行ったメンツ?」
聖輝「はっはい…そうです…」
櫻井「へぇ…男3人と聖子ちゃん4人で行ったんだ…」
聖輝「ちっ違います!他にも女の子の友達が…」
櫻井「じゃあ証拠見せてよ。」
聖輝「えっ?」
櫻井「女友達と一緒だった証拠見せてよ。」
聖輝「そっそんな…いきなり言われても…」
櫻井「写真とかあるでしょ?」
聖輝「えっと……」
どうしよう…
写真あるけど見せられない…
それ以前に女の子なんて1人もいない…
聖輝「……。」
櫻井「聖子ちゃん?」
聖輝「……。」
櫻井「…ごめん……」
ギュウゥ…
櫻井「ごめん…他の男の名前が出てきたからすげぇ嫉妬しちゃって…」
櫻井「ハァ…俺ってダメだなぁ…聖子ちゃんのこと好きすぎて…本当情けないよ…」
聖輝「翔くん…」
櫻井「ごめんね…怖かったよね…」
聖輝「いえ……」
櫻井「聖子ちゃん、デザート食べよ?」
聖輝「はい…」