新・Beast〜獣たちに好かれた僕〜
第22章 御曹司の疑惑
次の日。
僕は叔父さんに学校まで車で送ってもらった。
鷹人「いってらっしゃい!」
聖輝「行ってきます!」
僕は叔父さんにお礼を言って、車を降りた。
聖輝「ふぅ…よし!今日も1日頑張るぞ!」
優誠「よっ!」
聖輝「あっ優誠くんおはよう!」
優誠「お前…車で来てなかった?」
聖輝「あっうん、昨日叔父さんの家に泊まってて…」
優誠「あぁ、そうなんだ。」
聖輝「うん。」
「おい見たかよ、昨日のボクシングヘビー級タイトルマッチ。」
「あぁ!見た見た!赤コーナーの無名の奴が大勝利したよな!」
「そうそう!マジすごかったな!」
聖輝「ヘビー級…赤コーナー……あっ…」
優誠「ん?どうした?」
聖輝「えっえっと…あの…RED SNAKEって知ってる…?」
優誠「RED SNAKE?何だそりゃ?」
聖輝「いっいや、昨日バイト先でちらっと聞いて…何だろうなって…」
優誠「何だろ…ビジュアルバンドとかじゃね?」
聖輝「そうなのかな…」
情報通の優誠くんさえも知らないんだ…
世界で最も恐れられているマフィア…
RED SNAKEの存在を……