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猪塚「おい涼野！お前どこに行ってた…？！」


聖輝「せっ先生…！！」


優誠「聖輝！！」


村上「ハァ…ハァ…」


猪塚「どっどうした？何があった？！」


聖輝「まっ…まお…魔王が…！！」


村上「ハァ…俺のクラスに…魔王が現れた…」


「なっ？！」


「さっきの叫び声ってまさか…！？」


村上「魔王の犠牲者の声や……」


「マジかよ…！！」


聖輝「ひっく…ゔぅっ…！！」


優誠「まさか…お前まで…！！」


村上「おっお前ら…聞いてくれ……」


村上「今後一切…RED SNAKEと…櫻井財閥の話はするな…！！」


「は？RED SNAKE？」


「櫻井財閥って…あの大金持ちの…？」


村上「ハァ…ハァ…ウチのクラスの1人が櫻井財閥のことを目撃して消された…」


猪塚「なっ？！」


優誠「消された？！」


村上「魔王と…RED SNAKE…櫻井財閥がどんな関係か知らんけど…命が欲しかったら…その2つの話はするな！！」


「あっあいつの言ってることが本当だったら…」


「だっ黙っとこ…」


猪塚「…ありがとう、忠告してくれて。保健室行くか？」


村上「いや、教室の連中が心配やから戻るわ…」


優誠「あっあの…聖輝のこと…ありがとう…」


村上「こいつ…何か知ってるかもしれへん…守ったってくれ……」


優誠「…分かった……」


聖輝「ゔぅっ…ひっく…！！」


村上「ハァ…ハァ…じゃあ……」


猪塚「きっ気をつけろよ…」


優誠「聖輝…大丈夫か…？」


聖輝「優誠くん…ゔぅっ…！！」


僕はあまりにも恐怖で優誠くんから離れることができなかった。


魔王があんなに恐ろしい人なんて…


想像もしていなかった。