美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~
第14章 すれ違い
要side
夏目の瞳が
動揺で揺れていた
必死で
紡いだ言葉も
今にも消えそうな声だった
今頃
泣いているのか……
それとも
俺から
解放されたと
喜んでいるのだろうか……?
嫉妬に狂って
俺に溺れて
縋ってこればいいのに
俺を独占したいと!
俺が
お前に思っているように
激しい感情を
ぶつけてこればいい
「要…考えコトしてないで
続きを楽しみましょう?
全部忘れてしまうほど
気持ちよくしてあげるわ」
俺は
何の感情も沸かないまま
夏目以外の女を
抱きつづけた。
なんて
虚しい時間なのだろう。
夏目の瞳が
動揺で揺れていた
必死で
紡いだ言葉も
今にも消えそうな声だった
今頃
泣いているのか……
それとも
俺から
解放されたと
喜んでいるのだろうか……?
嫉妬に狂って
俺に溺れて
縋ってこればいいのに
俺を独占したいと!
俺が
お前に思っているように
激しい感情を
ぶつけてこればいい
「要…考えコトしてないで
続きを楽しみましょう?
全部忘れてしまうほど
気持ちよくしてあげるわ」
俺は
何の感情も沸かないまま
夏目以外の女を
抱きつづけた。
なんて
虚しい時間なのだろう。