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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第20章 かき氷と欲望

夏目side

梅雨が明け
あっという間に
夏がやって参りました

要様の風邪も
すっかり良くなり
安心していたのですが

今度は
夏バテが
要様を襲ってるようです

「夏目~熱い熱過ぎる!」

「クーラーの温度下げますか?」

「俺は夏が嫌いなんだよ!
熱いし
蝉は五月蝿いし
日差しが眩しすぎる!」

「あらっ!
夏はお祭りに
花火に
海水浴!
 
楽しいこともたくさんありますよ?
 
あっ!そうだ!
かき氷作りましょう♪
 
少しは熱さも和らぎますよ」

私は
かき氷器で氷を
ガシャガシャ砕き始めました。

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