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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第3章 百合?

「イったな
許可もなくイクなんて

ホント
躾が出来てない奴隷だね」

えっ
今…
なんて?

奴隷?

ヒドイ...

「そうですよね……
要様は
私が嫌いだから
 
貧乏な娘だから
馬鹿にして
 
こんなイジワルをなさるんですよね 
 
私は確かに
実の両親に身売りされました。
お金の為に!
 
でもっ
それでも!
 
私にだって感情や尊厳くらいあるんです!!
 
奴隷だなんてあんまりです!」

「お前…
立場をわきまえろよ?
 
おまえの全て俺のものだ
 
お前の意志さえ、俺が決める

お前は、
俺がいないと生きることさえ
許されないんだ
 
それが嫌なら
一家心中でもするんだな」

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