テキストサイズ

美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第3章 百合?

「っ……
ボロは着てても心は錦
って言葉ご存知?
 
私は、
貧乏暮らしがしみついた
貧乏娘ですが
 
あなたほど
心は貧しくない!
 
要様の容姿がどんなに美しくても
 
そんなみすぼらしい心じゃ
私の方がよっぽどマシです!!
 
私は、
あなたの奴隷になった覚えはないし
 
今後なるつもりもありません!
 
召使いとして
役目を全うさせて頂くだけです!
 
少しでも
あなたの美しさに心を奪われた
私がバカでした!」

「みっ
みすぼらしいだと?」

「お金の為だと割りきります。
家族の為だけに、働きます
 
あなたの奴隷になんか
一生なりません!!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ