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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第21章 疼き

「要様///お帰りなさいませ。
夏目も要様が欲しいです。」

私は要様を抱きしめ返し、
嬉しさと涙で
グチャグチャになってる顔を

見られるのが恥ずかしくて、
耳元で甘く囁きました。

「ッッ//…お前なぁ…

ふぅ。
煽ったお前が悪いんだからな!
 
もう、どうなっても知らねえからな!」

私と同じくらい
顔を赤くさせた要様に、
押し倒されてしまいました。

「いちいち、可愛いことすんな
……もう、理性保つ自信ない。」

そう告げた要様のお顔は、
怖いくらいに美しく、
飢えた獣のようでした。

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