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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第6章 月夜の狼

「夏目…」

なぜでしょう
要様も
涙を流しておりました

何度も
何度も
私の名を愛おしそうに呼んでは
力強く抱きしめられ

その夜は
二人
抱きしめあったまま
眠りにつきました。


...
......


要様の
心の奥深く
闇にさ迷う傷が
癒される日が訪れるのは
いつになるのでしょうか。

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