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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第8章 遠吠え

「田崎は許せないけど

いつも言葉足らずの
父さんも悪いんだ

不器用すぎて......」

「要様…
藤沢様より
 
ご自身に何かあれば
要様に渡して欲しいと
 
お手紙を
お預かりしております」

「手紙?」

先日の不可解な行動と
死を未だに
受け入れられない俺は

手紙を読むのに
不安をおぼえた

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