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歪んだ僕らの

第1章 壊れた日


「…そんなことより、わかばちゃん!!」

未だ倒れ込んだまま動かないわかばちゃんに慌てて近付く。

「う…わ…」

近づいたは良いものの、間近で見る好きな子の全裸は破壊力が凄かった。

幼馴染の贔屓目なしにわかばちゃんはとても可愛い。

白い肌もふわふわの綺麗な髪も大きな瞳も華奢なのに大きな胸も全部が綺麗で魅力的だ。

「…わ、かばちゃん…わかばちゃん…」

名前を呼んでも反応がない。

一体どれだけあいつにヤられたんだ…

ぶり返してきた怒りを抑えながら、わかばちゃんの顔に張り付いた髪の毛をそっと直す。

瞼を閉じた瞳には涙の跡があり、桃色の唇は少し開いている。

…駄目、だ。

駄目だってわかっているのに。

とてつもなく彼女に触れたい欲が溢れ出す。

「…アイツだって…」

輝咲だってしてたんだ。これくらいなら…

僕だって許されるだろう。

わかばちゃんの唇に自分の唇を合わせた。

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