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歪んだ僕らの

第1章 壊れた日


僕は人付き合いが苦手だ。

いつも視線は下を向いていて人の目を見て話したことなんて数えるくらいしかない。

そのせいか、高校2年になった今でも僕は一人ぼっちだ。

「あーおちゃん!何読んでるの?」

「えっ…あ…わかばちゃん…」

否、一人ぼっちとは語弊があったかもしれない。

誰かに話かけられたくなくて防衛のように読んでる本を彼女に奪い取られる。

わかばちゃん、僕の幼馴染みで可愛くてこんな僕にも変わらず優しくしてくれる天使のような女の子だ。

「もー、あおちゃん。本読むのも良いけどいい加減私以外にも友達作りなよ!」

「そんなこと言ったって…」

誰かに自分から話しかける勇気なんて、ない。

それに僕みたいのに話しかけられるなんてクラスメイトにとっちゃとんだいい迷惑だろう。

なぜってそれは…

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