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歪んだ僕らの

第3章 暴力的な愛



一通り泣き終えて落ち着いた若葉が俺の腕から離れる。

名残惜しいが、今は若葉の信頼を得たから良しとしよう。

「若葉、制服に着替えてもう学校行くぞ」

「…え?どうして?」

「そろそろアオがお前のこと迎えにくるだろうし、鉢会う前に先行くぞ」

「っわかった!」

アオに会うと分かった途端、顔を青くして家に戻って行く。

俺の事なんか信頼しちゃって、馬鹿でお人好しで可愛い若葉。

あ〜…早く俺のモノにしてェなァ

そう思って口元をニヤつかせていると後ろから殺気のようなものを感じた。

あーあ、ゴミのお出ましだ。

「…よォ、アオ」

「…なんでお前がここにいるんだ」

俺を見るその目は以前とは違う。

やっと俺にも本性出すようになったか。

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