
歪んだ僕らの
第3章 暴力的な愛
ぐちゅぐちゅと音を立てながら、指を動かすとさっきよりも早く若葉の身体が痙攣した。
「2回目イくのはえーなァ。この調子でいけば10回なんてすぐだな」
「あっあっあっいゃぁ…も、もう動かさな…でえ…ああ」
「いいから早くイけよ」
何度イっても容赦なく指を激しく動かす。
「はい、3回目」
「あっはぁはあ…ああ…ううあ」
愛液が溢れてシーツがビショビショになっていく。
「6回目」
「ひっうう、し、死んじゃ、う!!や、だあああ!!」
もう常に若葉の身体は快感で震えてビクついている。
「8回目。あと2回イけば終わりだぜ?」
「はっは…は…あっ…あああ…」
柵に引っかかった手錠が若葉の痙攣でガシャガシャと五月蝿いくらいに音を立てる。
そして
「10回目。よく頑張ったな、若葉。まァ聞こえてねェだろうけど」
10回目の頂点を迎えた時、若葉はもうそれはそれはボロボロだった。
