歪んだ僕らの
第4章 躾
時には噛み付いて、舐めて、
何度も何度も腰を打ちつけて
そうして自分の欲を吐き出した時には若葉は意識を飛ばしていた。
「…若葉、起きろよ」
呼び掛けても起きる気配はない。
仕方なく、ローターのスイッチを強にする。
「あぅっ!??」
すると、跳ねるように若葉が目を覚ました。
「叩かれるよりはこの方がマシだろ?」
「も、いやぁ…!」
そんな声を無視してまた挿れたままの自身を動かしていく。
この行為に終わりはない。
俺が満足するまで。いや、満足なんてしねェ。
ずっとずっと俺はお前を手放さない。
「…たすけ…て」
若葉の悲痛な声が誰にも届かず消えていく。
輝咲side end.