極道様に、愛のキスを。
第1章 Love♡1
おじいちゃんが言う”あいつ”の
話を聞けないまま事は進んで…
「いいか、百合。お前の一人暮らしを許可する」
条件は、
其の一 しばらく家に帰ってくることを許可しない
其の二 なにかあれば必ず連絡すること。
其の三 気を引き締めて一人暮らしをすること。
其の四 一度決めた事は投げ出さないこと。
「油断するなよ…百合。近ごろは変な輩も
いるんだからな。」
「分かってる。大丈夫。
ありがとう。おじいちゃん」
明日から、始まる。
一人暮らしの生活…!
「すべては、あいつにまかせる」
そんなおじいちゃんの言葉を知らないままー。